2015年11月25日

酸いも甘いも人生いろいろ2015

11月に入ってからは剣道のことばかりが
頭の真ん中にある。
というより頭から離れない・・
審査が近づくにつれて起きるいつもの現象なんですけど、
困ったもんです。
そんな昨日、

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研究室の本棚の剣道コーナーを眺めていたら
懐かしい剣道入門書に目がとまった。

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これ
私が小学生の時にお小遣いで買った人生初の剣道本
1970年発行、240円也・・・

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著者は、故、湯野範士、剣道界では著名です。

ページをめくっていたら・・

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どっかでみたような兄ちゃんが竹刀をブン廻しています???

このカンフースターのブルース・リーに似た兄ちゃんは
サクド〜範士の若き日の姿なのでした!!!!

今、数十年の時を経て、
このような方と今のようなご縁を持てているとは
人生いろいろです。

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そのサクド〜師より先日お葉書をいただいた・・・
そこには、
「関東、関西を拝見しながら、
若者の剣道が大変変化していることを実感します。
サッカーの素早い球廻しのような
構え崩れの攻防ばかりが目につきます。
構えと間合いの実を深めての一撃の醍醐味こそが大事であることを
念じている日々です。(−中略ー)
どうか良き立会いを祈ります。」
とありました。

う〜む・・・
さぁ、東京審査、行ってくるか。
posted by カン at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚えておきたい言葉

トシコ6段合格2015

2015年11月24日
高田修道館レディース俊子、6段合格!

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おめでとうございました。
posted by カン at 12:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月24日

11月連休、色々ありました2015

この週のこの日までの自分の稽古は4回、
腰の調子を考えれば適度か?
下半身のあちこちが妖しく痺れていました。

11月21日(土)
朝7:15の新幹線で大宮へ

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修了生のホリグチの結婚式へ参加

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オメデト。奥さんの笑顔ステキです。

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昼からワインでご馳走様

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大学の後輩とも久しぶりに歓談できました。
この人、インターハイチャンプにして関東チャンプ
ホリグチの高校時代の恩師です。

11月22日 
7:00 朝稽古1時間して、新潟市へ
子供たちは
第38回淩雲館幼少年親善剣道富山大会
期日 平成27年11月22日(日)※前日は錬成会

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会場 富山県総合体育センター
結果
【団体戦】
小学生 2回戦 山梨健心館
2(5)一1(5) 敗退
中学生男子
2回戦 武徳館剣道教室(愛知) 1(3)一0(2)敗退
中学生女子
2回戦 尚道館(静岡) 1(2)一1(1) 敗退
【個人戦】
小学5、6年女子 の部 優勝 高嶋 栞
中学女子の部 三位 田中 静日
毎年レベルの高い大会です。
団体戦では、各部門とも強豪道場に善戦しましたが、
まだまだ修行が足らない試合内容でした。
個人戦では、久しぶりに賞状をいただきました。
by 高嶋

11月23日
第17回潮風旗争奪柏崎剣道大会
期日 平成27年11月23日(月・祝)
会場 柏崎市総合体育館

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結果
【団体戦】
小学生の部 優勝
中学年の部 ベスト8
【個人戦】
小学生中学年の部 三位 亀田柚輝
何とか入賞できました。
試合結果も重要ですが、礼儀や挨拶、行動がきちんとできるようになることが一番なので
引き続き「剣は心なり」の人間形成に取り組んでまいります。
大会関係の皆様、お世話になりましたm(__)m
by 高嶋

同日の23日
北信越学生剣道新人大会
会場:新潟大学

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わが剣道部、たった一人の1年生部員の黒田君
大学入学後、初勝利しました。
おめでとう!

18:00 上越帰着
参加者4名で1時間の稽古会しました。
一週間でなんとか6回の稽古は確保することができました。

さぁ、今週は8段東京審査会2015だぜぃ・・・・










posted by カン at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月12日

少年剣道教育奨励賞2015をいただきました。

2015年度 全日本剣道連盟「少年剣道教育奨励賞」をいただきました。
2度目の受賞になります。手(チョキ)
ありがたいことです・・・

少年剣道教育奨励賞 → http://bit.ly/1Sk9Ndt
受賞団体(281団体)

少年剣道教育奨励賞とは:少年剣道の指導面で、大会などの成績とは関係なく、
草の根的に目立たぬ活動を続けて、剣道の底辺を支えておられる団体・組織等に対して、
その労に報いるとともに、志気を鼓舞するために表彰するものです。

とされています。
posted by カン at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月09日

大会が二つありました2015

11月8日、
大会が二つありました。

まず、地元では妙高剣道大会
6年生が不在の中で、5年生たちが頑張ってくれました。
5年生の部 優勝(北島・木原・小林)
1・2年生の部 準優勝(亀田・小林・相場)

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おめでとう。

もうひとつは
第35回新潟県スポーツ少年団総合体育大会
第47回剣道大会
第38回全国スポーツ少年団剣道交流大会新潟県予選会
期日:平成27年11月8日(日)
会場:サンテラ佐渡スーパーアリーナ

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結果
団体戦
小学生の部 優勝(森田・佐野・篠原・高嶋・高島)
中学生男子の部 優勝(北島・薩美・篠原・山口・黒津)
中学生女子の部 3位(緑川・金井・田中)
個人戦
中学生男子 黒津:3位 山口:ベスト8
中学生女子 田中:優勝
小学生5.6年男子 篠原:優勝、高島:3位
小学生5.6年女子 高嶋:優勝
小学生4年生以下 西條:優勝

平成28年3月26日(土)〜 
鹿児島県鹿児島市の鹿児島アリーナでの全国大会に
出場できることになりました。

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高速フェリーで佐渡まで約90分。
すっごく船が揺れたので
子供も保護者も船酔いで壊滅状態になりました。

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着きました(1)

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着きました(2)
修道館レディースJr.

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タライ船
お迎えのバスまで少し時間があったのですが、
船酔いの影響で乗る気になりませんでした。

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佐渡の野良猫(?)

私は佐渡に行くのは20年ぶり3回目でした。
いつも剣道の行事です。
旅館と体育館しか知りません・・・
今回は「佐渡=美味しいものが食べられる」
という図式(思い込み)が見事に破られました。
夕食は、
ハンバーグ、ホワイトシチュー、スパゲティなどが並び
お子様ランチ状態です。
海産品は皆無でした。
なんだか残念です。
佐渡のホテルなのにぃ・・・

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しかたないので、昨夜は帰ってきてから、
ス-パーで牡蠣、ブリ、おけさ柿を買って
佐渡のお酒で飲みました・・
posted by カン at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月06日

鍔迫り合いの解消2015覚書

このブログで昨年書いた
「良い子は真似しないようにお願いします『巻き技』2014」
のアクセスが
今年の全日本選手権の後に急増している。
カウンターでみると、この数日間で300件以上・・・
優勝者のN選手、
今年も披露しましたもんね、「竹刀の弾き飛ばし」・・・
皆が検索したくなるほど反響が大きいということなのでしょう・・・
でも、私は去年書いたことだから、今年はもう何も言わない。

それ以外には
今年の全日本剣道選手権を観戦していて
若い選手の鍔迫り合いの解消(?)の仕方が気になったので
それに関連して
「運営要領の手引き」における副審の「止め」の宣告について
備忘しておきます。

これは、
全剣連後援指導者講習会(審査員対象)in 新潟2015
の時の覚書でもあります。
日時:平成27年10月17日(土)10:00-16:00
会場:黒崎地区総合体育館
講師:田口栄治範士8段・東良美教士8段

「運営要領の手引き」
○判定に関する権限は審判員三人が同等であるが、
膠着や不当な鍔迫り合いに関する処置は、
試合の運営に関わる主審の専決事項である。
したがって、副審は「止め」を宣告することができない。

〈事例8〉
p27 鍔迫り合いが解消したと判断するのはどのような時か

〈解説〉
@鍔迫り合いから打突の行動に移った時、
または何らかの行動を起こした時が鍔迫り合いの解消の端緒となる。

≪平成27年3月≫
上記〈事例8〉の解説のように、
鍔迫り合いを解消した後は、単なる「競り合い」であり、
副審にも同等の権限が生じ、
不当な行為を認めた場合には、「止め」を宣告できるものとする。

この「副審にも同等の権限が生じ、
不当な行為を認めた場合には、「止め」を宣告できるものとする。」
について講師の先生に、さらに個人的にお聞きしました。
この解釈は
「不当な行為」というのは「公明正大でない場合」のこと、
「『止め』を宣告できるものとする。」というのは、
「ということもありうる」
という意味で理解してほしいということでした。
副審からバンバンと「止め」をかけてよいということではない
とのことです。
そのような場合も
「本来は主審」であることに変わりはないということでした。

以上、簡単ですが、「鍔迫り合いの解消」に関する覚書です。
posted by カン at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書

2015年11月05日

剣道の審判はむずかしいものです2015

録画ではなく、会場で直接に見たい試合があったので
全日本剣道選手権を観戦してきました。

平成27年11月3日(祝)
第63回全日本剣道選手権大会
結果:
優勝:西村 英久(熊本県 25歳)
二位:勝見 洋介(神奈川県 29歳)
三位:梅ケ谷 翔(20歳 福岡県)・竹下 洋平(大分県 27歳)
優秀選手:安藤 翔(北海道25歳)・高見 優(神奈川県28歳)・
正代 正博(東京都 31歳)・笹川 哲平(佐賀県32歳)・山田 侑希(奈良県 23歳)
竹ノ内 佑也(福岡県22歳)

観戦したかった試合は、
22歳の若武者×38歳の超ベテランの試合・・・

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あっ、ベテランの引き胴!

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若武者のものすごく伸びる面

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ベテラン、超得意の小手・・・

そして、延長戦・・

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「面あり」!!!???!!!???・・・・

さて、先月から「有効打突」について色々と考えてきましたが
「有効打突」の条件に照らしてこの場面を考えてみると
条件は、「理合」の部分と「残心」の部分で成り立っています。
「充実した気勢、適正な姿勢をもって、
竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、
残心あるもの」とされていて
キーワードは
「充実した気勢」「適正な姿勢」「竹刀の打突部」
「打突部位」「刃筋正しく」「残心」となります。
このときの「理合」の内容は「要素」と「要件」から整理されていて
要素は、
「間合・機会・体さばき・手のうちの作用・強さと冴え」がキーワードです。
また、要件は、
「姿勢・気勢(発声)・打突部位・竹刀の打突部・刃筋」がキーワードです。

後からビデオ録画で拝見していて
あくまでも、ビデオ録画からの私の反省です)
この場面で両者互角だったと思われる条件は
「充実した気勢」「適正な姿勢」「竹刀の打突部」「残心」
両者互角だった要素は
「間合・機会・体さばき・手のうちの作用・強さと冴え」のすべて・・
両者互角だった要件は
「姿勢・気勢(発声)・竹刀の打突部」

条件と要件を満たしていなかった(?)のは
小手の際の「打突部位」(?)、面の際の「刃筋」・・
だとすれば
ルール論的に意地悪く考えれば
建前としては、両者不十分?????

両者、高速移動で縦横無尽・・
試合の流れの上では、小手が先(さき)、面が後(あと)・・・
「小手」の場合は
打突音で部位を捉えていたかどうかが判断されたのかもしれません・・・
「面」の場合の「刃筋」は
審判の立位置によって判断出来るときと出来ないときがあります。
(しかも、一流選手は、刃筋の狂いよりも打つことを優先し
打突後のすばやい立て直し残心姿勢で
打突瞬時の動作の乱れを処理するという高度な技能も持っています・・)
う〜ん・・・・・

ここで月刊「剣窓」410, 6, 2015の鴨志田恵一剣窓編集委員の言葉を借りれば
「実力伯仲した著名な剣道専門家同士の技量・体力は
筆者や観衆らには想像もつかないが、
試合内容そのものと戦っているのは、実は審判である。
審判の脳と試合者の脳の間に心が作られないと、一本の判定が表現されない。
(〜中略〜)に旗が揃ったのは、
長い葛藤の果ての5者による一瞬の心の創造であろう。」

なので、審判には、
選手の気迫、選手関係者や観衆の期待に負けないだけの胆力や覚悟
が必要になります。
加えて、
選手や周囲との対立ではなく、
調和のために内的に運動共感することも必要と考えます。

また、審判者の立場に立ってその場面を振り返る時
私だったら
「ひょっとして、あの場面は逆の判定でも良かったのではないか・・」
と後から悩むような、
とても難しい攻防であったようにも思われます。
剣道の試合を審判するという役目は、とても難しいものだと改めて感じました。

愚考を述べました。お許しください。
直接観戦できて、とても勉強になりました。
お二人の素晴らしい試合に敬意を表します。

新潟県代表の神保選手は3位になった竹下選手に
残念ながら一回戦で惜敗しました。
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神保選手の伸びのある面
posted by カン at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書