2016年10月28日

「この現状をどのように打破するか」という「問い」2016秋

館長備忘録 セカンドシーズン(47)
突き抜けることを祈念しています。

そのために
「この現状をどのように打破するか」
という「問い」と闘っています。

そのための参考にと 過去のブログをひもといてみました。
そしたら、こんなこと書いてありました。
自分で書いたくせに忘れてたんだけど
備忘録は大事だな・・

以前、居合のY範士に薫陶を受けたのですが
Y範士曰く
「仮に、稽古環境や時間に恵まれた人であっても
一日に稽古できる時間はせいぜい1〜3時間であろう。
この程度の稽古で先人の境地に達することは無理ではないだろうか。
現代の我々には『40年の稽古を80年の稽古にする工夫』
がなくてはならない。
すなわち、単なる技の稽古だけでなく、
道場内での所作はおろか日常の立ち振るまいすらを
自らの稽古とする工夫が必要である。」

そうなんだよね・・・・
posted by カン at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚えておきたい言葉

2016年10月06日

おんたけ剣道指導者講習会に行ってきました2016秋(その2)

館長備忘録 セカンドシーズン(46)
突き抜けることを祈念しています。

そのために
霊峰・御嶽山の麓で
我、身心脱落
(我執からの解放 by カン)
できたらいいなと思っていたのですが・・

さて、今回のおんたけ講習会では
相対する稽古では
「立合(たちあい)」意識を高めることの大事
についても考えました。

ちなみに
「立合」と「立会」は違います。
辞書的には
【立(ち)会う】は
のちの証拠にするため,また監督や検査などのために,
その場所に居合わせ確認すること。また,その人。
「第三者の−のもとで」

一方、
【立(ち)合う】の場合は
@ 相撲で,力士が仕切りのあとに立ち上がること。
A 能で競演すること。
(三省堂 大辞林)

さらに「能で競演すること」については
たちあい【立合】
猿楽,田楽(でんがく)などで競演すること。
2座または2者が別々の曲を出して競う場合と,
同一曲を相舞(あいまい)で競う場合があった。
(・・中略・・)
世阿弥の「風姿花伝」には,
猿楽の「勝負の立合の手立て」が,
「申楽談儀(さるがくだんぎ)」には「立合の心得」などが述べられている。
(世界大百科事典 第2版)
とされています。

おんたけ講習会で
作道範士の指導稽古を拝見していて
気づいたことなのですが
範士の指導稽古は
「指導」ではなく
全ての方と
相舞(あいまい)で同一曲を「立合(競演)」として
元立っておられるということ かな。

指導稽古的な視点で見取らせていただくなら
範士は
「さあ来い!、繋げ!、全部出せ!、打ちたかったら、
さあ、いつでも!」という感じで お相手を引き出し
お相手の打ち出しに足りないものがあると
「そんなんちゃうやろ」とすりあげ面、
(場合によっては、迎え突き・・・・・)
こちらの気が滞ったら
「こら!」と小手  といった感じの稽古
に見えるのですが

立合意識の視点から観取らせていただくなら
競演のために
存在を明らかにして、
さらして、
認めて、
気の充実と高まりを求めて、
詰めて
どんどん詰まっていって,
でも、欲しがらず,
自分を捨てて、
捨てるという意識すらなくなって、
最後のところで余計なことをせずに
何かが(それが)スパッと放たれる
ことを求める といった感じの稽古
に観ることができます。
(これは私が勝手に感じたことです)

そして
このように観取った場合に思えることは
このような立合意識を身体化することが
ブレイクスルーへの端緒かもしれないな
ということでした。

おぅ、哲学的になってきたぜぃ。
posted by カン at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書

2016年10月05日

おんたけ剣道指導者講習会に行ってきました2016秋

館長備忘録 セカンドシーズン(45)
突き抜けることを祈念しています。

そのためには
色々な方の取り組みから学ぶことも大切です。

第24回おんたけ剣道指導者講習会
日時:平成28年10月1日(土)−2日(日)
会場:長野県木曽郡王滝村国民体育館
主催:おんたけ剣道指導者講習会実行委員会
講師:作道正夫 範士8段
   折口築 教士7段
   森岡宏光 教士7段
   小久保昇治 範士8段
   大田欣之 教士8段

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日帰りでしたが、講習生として参加させていただきました。
先月から作道範士にどっぷりです。

自分の剣道のここだけは外さないという気持ちでまとめ上げる。
2016.10.1 by 作道範士

この一日の中での範士との会話は数秒でした。
私「お葉書ありがとうございました」
範士「その後、どや?」
私「心の置き所として努めます」
範士「うん・・」

ちなみに、
この日の講習は森岡君を中心に進められましたが
彼の最近の稽古中の心の置き所は
「打って来る・打って来ない・来る・来ない・・・・・」の2通りに心を置いて
そのリズムで相手に集中することで
勇気を出しているそうです。
(恐懼疑惑からの開放)

なるほど・・・・
色々な方の取り組みから学ぶことも大切です。
posted by カン at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書

2016年10月03日

一段の高みを目指す視点を持ち続けていることの大事2016.秋(その5)

館長備忘録 セカンドシーズン(44)
突き抜けることを祈念しています。

そのためにも
師の教えは、なんとありがたいことでしょう。

このシリーズは今日でお終い。

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9月中旬でしたが
上越少年剣道練成会と大会を二日間主管しました。

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大会規模を大きくしたので県外の強豪団体が増えました。
入賞者はほとんど県外勢です。

この大会、
県外の先生方との交流稽古ができるのも楽しみのひとつです。
腕自慢も多いです。

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作道範士の前週のアドバイスを念頭に
「構えで持っていくのではなく、心で覆う」
つもりで稽古してみましたが

構えてしまわず 先をかけて 自分を捨てること
がなんと難しいことでしょう・・・

そんな中
先日、作道範士からお葉書を頂いきました。
そこには
「先般の立合(範士vsカン)ですが・・・、
自らの構えの〜、相手が〜、打突〜、
〜することに徹する立ち合い求めてみてはいかがでしょうか。」
とありました。

心の在り様に関する口伝といったところでしょうか。
範士には深く感謝申し上げます。

分かる人には分かる内容でしょうが
もし、これができるようになったら
公開します。

公開できるようになったらいいな と思っています。

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今年の大会のお土産用の粗品のエコバックです。
好評です。
来年の大会参加をお待ちしています。
posted by カン at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書