2008年05月19日

格言

さりげなく語られた言葉がそのときの自分にとって響くことがある。

昨日、それを経験した。

柏崎市武道館で開催された居合道指導者特別講習会の講話の中で
講師の岸本千尋先生が
「穏やかな稽古では何も成し得ない。」
と漏らされた。

私は、毎日、剣道や居合の稽古をしているつもりだったが
「穏やかな」稽古をしていたことに気付いた。

何も成し遂げられない原因が見えた気がした。

私だけではない。修道館の子供も、指導陣も穏やかすぎるかもしれない。

posted by カン at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 居合道覚書

居合道指導者特別講習会

{muK2008_256.jpg日時:平成20年5月18日
会場:柏崎市武道館
講師:居合道範士 岸本 千尋 先生



居合道指導者特別講習会が柏崎市で開催された。

講師は、居合道範士の岸本千尋先生(千葉県)。
補佐を新潟県の草間範士8段、橋本教士8段が務められた。示範の演武も草間範士8段がゆっくりと正確にデモンストレーションを行ってくださった。なんと豪華な講習会だろう。

実技講習は、全剣連居合の4本目、6本目、9本目、10本目が重点的に指導された。
また、教本などには絶対に記載されない事項として

前足が止め足にならないこと
前足の踵に半紙一枚の浮かし
後ろ脚の正確な位置と方向
確実な鞘戻し
面位置からの切り込み
切り下ろしの際の左拳の位置(座技と立ち技では異なる)

などが、遵守事項として要求された。

これらが、居合の試合や審査における、着眼点と演武のコツだ。
いくら格好よく姿が決まっていても、これらの点ができていなければ勝利や合格はおぼつかない。いつも大きな大会で上位に進出する選手などは、これらのことが出来上がっているから演武が安定するのであろう。
いつも、草間範士の演武には、ほれぼれするような様式美が感じられて、「格好いいなぁ〜」などとため息つくのだが、この日の草間範士のデモンストレーションを拝見していると、これらの注意事項が寸分の狂いもなく表現されていることに改めて驚いた。

演武の素晴らしさの背景には、このような目に写りにくい居合の重要事項があったわけだ。

最近、独りで居合の稽古をすることが多いのだが、新しい宿題がたくさん得ることができて、とても得をした気分で会場を後にした。

posted by カン at 22:52| Comment(11) | TrackBack(0) | 居合道覚書

2008年02月22日

上野範士の一言

新潟県居合道講習会で上野範士からお言葉を頂きました。

1. 抜きつけ、切り付けた後、さらに攻め込むという決めと気持ちを大切に。

2. 剣先が止まる寸前の切りが大切。

3. 表に表す必要はないけれど、内に秘めていないとつまらない。
posted by カン at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 居合道覚書

2008年01月23日

大強速軽

大強速軽は剣道でもいいますが、居合では

大:技術の大きさや剣先の伸び

強:心気力・体力の強さ・姿勢の強さ

速:敏捷さ。足腰さばきの敏捷さ

軽:豊かな感性に支えられる軽妙心・手の内の妙
posted by カン at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 居合道覚書

居合道規範

居合道規範

1.正確 技前如規矩

2.円滑 運剣如流水

3.迫力 斬剣如烈火

4.序破急 如瀧

何流の言葉かはわかりません。関口流かもしれません。誰か教えて下さい。
posted by カン at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 居合道覚書

見られる

「見られる」という受動でありながら主体を取り戻す。

自分の方から進んで「見せる」。

「見られる」から「見せる」へ変換する。

ということがなかなかできないのですよね。
posted by カン at 12:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 居合道覚書