2016年10月05日

おんたけ剣道指導者講習会に行ってきました2016秋

館長備忘録 セカンドシーズン(45)
突き抜けることを祈念しています。

そのためには
色々な方の取り組みから学ぶことも大切です。

第24回おんたけ剣道指導者講習会
日時:平成28年10月1日(土)−2日(日)
会場:長野県木曽郡王滝村国民体育館
主催:おんたけ剣道指導者講習会実行委員会
講師:作道正夫 範士8段
   折口築 教士7段
   森岡宏光 教士7段
   小久保昇治 範士8段
   大田欣之 教士8段

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日帰りでしたが、講習生として参加させていただきました。
先月から作道範士にどっぷりです。

自分の剣道のここだけは外さないという気持ちでまとめ上げる。
2016.10.1 by 作道範士

この一日の中での範士との会話は数秒でした。
私「お葉書ありがとうございました」
範士「その後、どや?」
私「心の置き所として努めます」
範士「うん・・」

ちなみに、
この日の講習は森岡君を中心に進められましたが
彼の最近の稽古中の心の置き所は
「打って来る・打って来ない・来る・来ない・・・・・」の2通りに心を置いて
そのリズムで相手に集中することで
勇気を出しているそうです。
(恐懼疑惑からの開放)

なるほど・・・・
色々な方の取り組みから学ぶことも大切です。
posted by カン at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書

2016年10月03日

一段の高みを目指す視点を持ち続けていることの大事2016.秋(その5)

館長備忘録 セカンドシーズン(44)
突き抜けることを祈念しています。

そのためにも
師の教えは、なんとありがたいことでしょう。

このシリーズは今日でお終い。

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9月中旬でしたが
上越少年剣道練成会と大会を二日間主管しました。

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大会規模を大きくしたので県外の強豪団体が増えました。
入賞者はほとんど県外勢です。

この大会、
県外の先生方との交流稽古ができるのも楽しみのひとつです。
腕自慢も多いです。

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作道範士の前週のアドバイスを念頭に
「構えで持っていくのではなく、心で覆う」
つもりで稽古してみましたが

構えてしまわず 先をかけて 自分を捨てること
がなんと難しいことでしょう・・・

そんな中
先日、作道範士からお葉書を頂いきました。
そこには
「先般の立合(範士vsカン)ですが・・・、
自らの構えの〜、相手が〜、打突〜、
〜することに徹する立ち合い求めてみてはいかがでしょうか。」
とありました。

心の在り様に関する口伝といったところでしょうか。
範士には深く感謝申し上げます。

分かる人には分かる内容でしょうが
もし、これができるようになったら
公開します。

公開できるようになったらいいな と思っています。

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今年の大会のお土産用の粗品のエコバックです。
好評です。
来年の大会参加をお待ちしています。
posted by カン at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書

2016年09月30日

一段の高みを目指す視点を持ち続けていることの大事2016.秋(その4)

館長備忘録 セカンドシーズン(43)
突き抜けることを祈念しています。

そのためにも、焦りは禁物です。

最近わかったのですが
夏から始まっていた心の乱れの正体・・・
それは
「焦り」

ブレイク・スルー できないことへの「焦り」

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県高段者大会がありました。
日時:平成28年8月21日(日)
会場:胎内市総合体育館

同日は、全日本選手権の新潟予選も行われ
私は審判員でしたが
午後の高段者大会の立会に出場しました。

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呼吸を収めて
それなりに高段者らしい立会に努めましたが
どうだったでしょうか・・・

2年前の丁度今頃は
脊柱管狭窄症からくる下肢の神経痛で歩けなくなって寝込んでいました。
仙骨裂孔ブロックという超絶に痛い注射を射ってもらっても
歩けないどころでなく
下半身に広がる激・神経痛で眠れない日が続いていました。

「ここまで悪くなってしまったら、もう剣道できないかもしれないなぁ」 
なんて落ち込んだ気分でいたものです。

その頃に比べれば
試合もやれる程度に寛解(?)したことに感謝しなければなりません。
その幸せを喜ばなければなりません。
焦るなんて、贅沢というものです。

焦りは禁物2016秋

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面、決めた!
審判長、ちゃんと見ててよぅ・・・

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2016年09月29日

一段の高みを目指す視点を持ち続けていることの大事2016.秋(その3)

館長備忘録 セカンドシーズン(42)
突き抜けることを祈念しています。

そのためには
日頃の稽古で、要求水準をどこに設定するかも重要です。

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8月7日〜10日まで沖縄に行ってきました。
沖縄に行くのは初めてでした。

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第58回全国教職員剣道大会
日時:幣制年8月9日(火)
会場:沖縄県立武道館
選手:輝・学・快・栄・幹(全員の名前が一文字)
結果:団体戦ベスト8。快くんは、優秀選手賞!

ベスト8とはいうものの・・・
準々決勝(対 熊本)で
大将の私が1本勝ちで代表戦、
2本勝ちで準決勝進出という展開でした。
「よし、やったる!」と出ていって
かなり気持ちを込めていたものの
2本負け・・・・
つまり、私のせいでベスト8にしかなれなかったということです。
もし、勝っていれば、次は大阪チーム・・・
大阪はPL系か大阪体育大学系という豪華な布陣でした。
(大阪の大将は神埼君・・・)

さて、私が強く反省したことは
稽古での心がけが、いかに甘かったかを痛感したこと。

私の場合は
これからも大会にでるなら
普段から5分間で2本取ることを想定しての稽古をする必要があるということです。
2本勝ちして代表戦という必死な意識の大事2016、
ともいえるかな・・

新潟に帰ってきて、道場の子どもたちの剣道日誌を読んでいたら

ある子の剣道日誌の中に

選手の役割
先鋒:試合の流れをつくる
次鋒:絶対に勝たなければならない
中堅:自分が勝つか負けるかで勝負が決まる
副将:大将に勝ったままで回さなければならない
大将:最低でも引き分け以上にしなければならない
とありました。

大将は、最低でも引き分け以上にしなければならない・・・

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いっぱい食べました・・・
沖縄料理、好きかも。
posted by カン at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道覚書

2016年09月24日

一段の高みを目指す視点を持ち続けていることの大事2016.秋(その2)

館長備忘録 セカンドシーズン(41)
突き抜けることを祈念しています。

そのため
久しぶりにサクド〜範士に気合を入れてもらいました。

平成28年9月7日、大阪体育大学夏合宿にて
会場:福井県立武道館

範士は急病で約1ヶ月も入院されていたらしい。
その病み上がり(?)の範士に稽古をいただきました。
作道範士、小久保範士、神崎総監督と連続でお願いしたら
お尻の筋肉がカチカチになり
完全に坐骨神経痛がぶり返しました。

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稽古中、講話中の語録を備忘します。
作道範士
・自分の立会の気迫と構えから技を出していく
・「勝負だ、来い」という気迫
・自分で自分を工夫する
・瞬間、瞬間の自己創造
・闘う人間の気持ち 今、こういう闘い方がしたい
・こういう剣道をやってみせるぞ、という思い
・大事な気持ちをどこに置いてきたのか
・点と線と面の研究
・点と線と面を自在に使って舞う

小久保範士
・小手は、目で面を取りに行き、左手を小手に放り込む

神崎総監督
・「捨てきる、打ち切る」とは、自分を捨てて打ちに行くこと
・残心:気持ちをここに残して二の太刀、三の太刀を出す
・詰まった稽古
・「さあ来い、打ってこい」と厳しく追い立てて、応じる。

個人的には
範士「お前、その構えでそのまま持っていって何とかしようとしとるやろ〜。
そうやなくて心で覆うんや。」
私「・・・???・・・。」
(なんとまた難しい課題を)
でも、これが
一段の高みを目指すための稽古の有り様かもしれません。

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小久保範士と神崎総監督の間に座らせていただきました。
私も座り位置だけは「いっちょまえ」です。

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また、お酒にも付き合っていただきました。
すごく飲んだ・・絶好調でした。
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2016年09月23日

一段の高みを目指す視点を持ち続けていることの大事2016.秋

館長備忘録 セカンドシーズン(40)
突き抜けることを祈念しています。

なのに、停滞していました・・・

「最近どうしましたか?」
「最近、(ブログの更新)さぼってるね。」
「更新がないから、私らも調子悪いです。」
FBでは、
「文章内に心の乱れが散見されます。」などなど
ご心配のお問い合わせもいただきながら
ちょうど2ヶ月ぶりの更新になってしまいました。

私のルーツである関西では、
遅刻したとか、何かを失敗した時に、
その言い訳っぽい第一声として、
相手から何か言われる前に
先んじて自分から言う言葉があるのですが
その一言で言い訳させていただきます。

「違うねん!」

8月の始まりから
新品の竹刀が折れ、
胴紐がちぎれ、
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研究室に戻ったらパソコンが壊れており
なんだか、いや〜な気分で8月が始まった。
ついでに、大会で行った沖縄ではiPad紛失した・・・

仕方がないので、
新しいパソコンを注文し
壊れたパソコンのハードディスクも入れ替え
自宅のパソコンはウインドウズ10に勝手に変わってから調子が悪いので初期化し
iPadも注文した・・・
8月のお盆以降は、
パソコン環境の設定で非生産的な作業に追われていました。

同時に

正体不明な心の落ち着きのなさと向き合っていた・・

その間、7月22日以降
東京遠征(国士舘中学校・習成館道場さん、子どもたちの全国大会)
上越夏季剣道講習会
全国教職員剣道大会 in 沖縄
地域貢献事業剣道大会 in 松本市
夏の剣道大会が色々・・
学生北信越大会
大阪体育大学合宿
県内交流稽古会
上越少年剣道大会の主管 といった行事がありました。
これらのことについては
一段の高みを目指しての視点から
色々と思い出しながら備忘していきたいと思います。

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7月23日、東京の習成館道場さんに子どもたちを連れてお邪魔しました。

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その折は、私と鞍馬流宗家の柴田館長とで
マニアックな剣道談義で
楽しいひと時を過ごさせていただきました。
そして、その時の二人の結論は
「この現状の延長上にブレイクスルーはない」
ということ・・・

最近の私の正体不明な心の落ち着きのなさは
この時から始まっていたのかもしれません。
「この現状をどのように打破すべきか」という問いに対して
答えを探していたのかもしれません。

この貴重な問いを与えてくださった柴田宗家に感謝申し上げます。

以下、習成館道場について備忘させていただきます。

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この習成館道場は
直参旗本出身の柴田衛守によって
明治12年(1879年)に創設された剣道場です。
習成館の名は、勝海舟の命名で、
海舟直筆の横額(戦災で焼失)が道場の奥に掲げてあったといいます。
以来、
この道場をふくめて四つの道場(四谷箪笥町、四谷塩町、四谷荒木町)を興しては潰し、
四谷左門町に習成館を興したのは明治19年、
現在の場所に道場が移転したのは大正7年、
そして、昭和20年の戦災で道場は焼失してしまいます。
それから苦節40年を経て、

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柴田鐵雄により、ようやく再興することになります。
新しい道場は、
地下1階で近代的施設のもと剣道と鞍馬流剣術の稽古が今日も行われています。
柴田家過去帳の最初に「柴田氏ハ本徳川家譜代ノ家柄 剣ヲ治メテ門ヲ立ツ 
当山草創ノ檀那タリ 以来四百有余歳堅ク同信ノ法流ヲ汲ム所ナリ」
と記載されています。
家康以来400年以上もこの四谷界隈で「剣ヲ治メテ門ヲ立ツ」
そして現在も活動中という道場は他にはありません。

とされています(http://www.shuseikan.com/)。

また、館長の柴田宗家によると
当館は、明治12年(1879年)に、勝海舟が「習成館」と命名した歴史ある剣道場です。
今日の数え切れない諸問題の多くは人災によるものです。
今こそ、「心の鍛錬、人間の心を作ること」が必要な時です。
勝海舟は、若い時に剣術と座禅で腹を練ったと言われています。
自我執着心を捨て、無我になり、
人の為、世の為に「求道精進する心」が大切なのではないでしょうか。
当道場は、現代剣道、鞍馬流剣術を通して、
剣の心を継承し、後世に伝えていくことが責務と考えております。
私自身、剣も人間性も未熟でありますが、
大勢の皆様のご指導、ご鞭撻を頂きながら、
武士道を志す人間として精進してまいりたいと存じます。

とあります。
一段の高みを目指す視点を持ち続けていることの大事 2016.秋
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2016年07月22日

作法と気遣いの話2016

館長備忘録 セカンドシーズン(39)
突き抜けることを祈念しています。

そのためには
他の方の傾聴すべきお話も備忘します(その2)。

明日から日本武道館を中心に子供たちと東京遠征です。
そのためには、作法と気遣いを忘れてはなりません。

以下は、FBで見かけたビートたけしさんの言葉です。
当たり前のようで、これがなかなかできません・・

【 作法と気遣い 】
 
作法というのは、
突き詰めて考えれば、他人への気遣いだ。
 
具体的な細かい作法をいくら知っていても、
本当の意味で、
他人を気遣う気持ちがなければ、
何の意味もない。
 
その反対に、
作法なんかよく知らなくても、
ちゃんと人を気遣うことができれば、
大きく作法を外すことはない。

駄目な奴は、
この気遣いがまったくできていない。
 
人の気持ちを考えて行動するという発想を、
最初から持っていないのだ。
 
他人への気遣いで大切なのは、
話を聞いてやることだ。
 
人間は歳を取ると、
どういうわけかこれが苦手になるらしい。
 
むしろ、
自分の自慢話ばかりしたがるようになる。
 
だけど、
自慢話は一文の得にもならないし、
その場の雰囲気を悪くする。
 
それよりも、
相手の話を聞く方がずっといい。
 
料理人に会ったら料理のこと、
運転手に会ったらクルマのこと、
坊さんに会ったら
あの世のことでも何でも、
知ったかぶりせずに、
素直な気持ちで聞いてみたらいい。
 
自慢話なんかしているより、
ずっと世界が広がるし、
何より場が楽しくなる。
 
例え知っていたとしても、
一応ちゃんと聞くのだ。
 
そうすれば、
専門家というものは、
きっとこちらの知らないことまで話してくれる。
 
井戸を掘っても、
誘い水をしないと水が湧いてこないように、
人との会話にも誘い水が必要なのだ。
 
〜 ビート たけし 〜

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2016年07月18日

子供たちに「正義」を教えることの大事2016

館長備忘録 セカンドシーズン(38)
突き抜けることを祈念しています。

そのためには
他の方の傾聴すべきお話も備忘します。

以下は、先日の「一日一善」との関わりで
心に残ったお話しです。

私の同僚に、アカサカ先生という優秀な方がおられるのですが
F.B.上で書かれた「正義」のお話が心に残ったので備忘させていただきます。
F.B.だとタイムラインで流れて行ってしまうもんね。

【正義の話】by 赤坂真二
「アンパンマンは、言わずと知れた正義の味方です。
今回は組織論から少し離れるかもしれませんが、
ちょっと正義の話をしたいと思います。
子ども向けアニメや時代劇などでは、勧善懲悪のストーリーで進められることが多いです。勧善懲悪のストーリーに触れたときに「すっきり」するのはなぜでしょう。

人は、本能的に正義を尊び、悪を嫌うからかもしれません。
また、われわれの生きる現実が勧善懲悪で表現できるような単純な構造ではなく、
そこに一種の不安定感を感じていて、
勧善懲悪という単純な構造に出会ったときに安心するのかもしれません。
例えば、すごく嫌みで自分勝手な振る舞いをするような上司や同僚にも、
愛する家族がいて、
その方を大事に思う人たちがいると思うと
一概にその方を悪人と決めつけることができなかったりします。
嫌なことをされて「この野郎!」と思っても、
その方の机上のパソコンのデスクトップに
生まれたばかりのお子さんの顔が表示されているのを見ると
振り上げた拳を下ろしてしまいます。

正義って一体何なのでしょうか?
正義は,主張する人の数だけ,存在するのかもしれません。
極端な話をすれば、戦争はみんな正義を背負っています。
大義名分があるから戦うことができるわけです。
正義は大事ですが、ときにはてとても恐ろしいものです。
でも、正義のない世の中に生きたいとは思いません。
だから、
未来をつくる人を育てる教師は正義を語れる人であり、
できたら正義の味方であってほしいと思います。
いじめ事件の報道で、頭を下げている教育関係者を見る度に
「学校に正義はないのか」「子どもに学校を預けていいのか」と
不安になった方々も少なくないだろうと思います。
学校は正義を貫く場であってほしいと思います。

しかし、一方で、
正義を振り回してもらっては困るのも本音です。
現実の社会では、
悪を標榜しているものは存在が許されないようにできています。
だから、みんな正義をもっています。世の中は正義で満ちあふれています。
すると、
それぞれの正義は違うのでぶつかり合います。
恐らく、
世間からバッシングを受けがちのいじめ報道における教育関係者の対応にも、
そこにはそれなりの正義があるわけです。
しかし、それが世間のそれとは違うことがあるのでバッシングの対象となる。

それぞれに存在する正義に折り合いはつかないのでしょうか。
もし、古今東西,正義に共通項があるとしたらそれは何なのでしょうか。
私が思うに、
それは『共存の実現』です。
人と人とが共に生きるにはどうしたらいいか,
それを示すものが正義である、ということです。
「生」は,
自分だけ在ろうとすると滅びるようにできているのでは,
と思います。
「生」にとって滅びることは,
美談になることはあっても,本来的に正義となり得ません。
(だからと言って美談に価値がないとは言いません。)
だから,より多くの「生」を存在させようとするとき、
そこに正義が成り立つのです。
正義の味方は、
アンパンマンから仮面ライダーに至るまで、
全て人助けをその仕事としています。

余談になりますが、
ヒーローと正義の味方は少し違います。
イチローをヒーローと呼ぶことはありますが、正義の味方とは呼ばないでしょう。
それは、
野球選手は人助け、「生」を助けるのが仕事ではないからです。
しかし、偉業によって人々を喜ばせ、元気にします。それがヒーローです。

しかし、問題は冒頭に言ったように、
正義がたくさんあることです。
対立したときに正義ほどやっかいなものはありません。
正義を主張すれば、それらが食い違ったときには
相手の主張を否定することになります。
正義は正しいから譲れません。
つまり正義が正義故に、正義の体をなさなくなるのです。

皮肉なものです。
では,どうやってこの多様な正義を整理し、
大きな正義を見つけ出していけばいいのでしょうか。

正義には教える正義と見つける正義があると思います。
大人は子どもに正義を教えなくてはいけません。
そして,
同時に正義を見つける方法を教え訓練しなくてはならないとも思います。
つまり、
話し合って互いの思いを確かめ互いの在り方に納得できる点を見つけることです。
学校がよりよい社会をつくることに寄与しようと思うなら,
その二つをやっていかねばならないだろうと思うのです。

アンパンマンの歌詞の仲でやなせさんがこう言っています。
「なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ」
「みんなのしあわせを守るため」には、相手の幸せに関心をもち、
自分と相手が幸せになるための行動をすること、
それが正義だと思います。」

以上、赤坂先生、ありがとうございました。
posted by カン at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚えておきたい言葉

2016年07月13日

夏合in 浦川原 月影の郷2016がありました

館長備忘録 セカンドシーズン(37)
突き抜けることを祈念しています。

そのためには
スーパー爺ちゃんから学ぶこと大です・・・

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日時:平成28年7月9日(土)・10日(日)
会場:宿泊体験交流施設「月影の郷」

夏合宿でした。
会場は、廃校になった「月影小学校」ですが
現在は宿泊体験交流施設として改装されて運営されています。
そこの体育館をお借りしての子供たちの合宿体験が
私はとても楽しくて、恒例の夏合宿になっています。

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今年は特別ゲストとして
茨城県・相知館道場の大塚先生ご夫妻、
千葉県・光ヶ丘 直心会道場の牧野先生、
新潟県五泉市剣道連盟の天井先生、
にご参加・ご指導いただき
上越教育大学剣道部諸君にもご協力をいただきました。
ありがとうございました。

合宿での課題は「手足の同調した打突動作」。
習熟度別の班編成で取り組みましたが
なかなか簡単にはいきません。
あせらず、こつこつ、地道に積み上げるしかないのですが
もっと上手にしてあげたいなぁ・・

もう一つの課題として
今回の合宿では剣道の技術的な問題だけでなく
「良い行いができること」に向けての試みとして
「『一日一善』の実践化」

子供たちを集めての講話で

館長:「一日一善」って知ってる?

S1君:聞いたことあるけど、意味知りません。

館長:だれか知ってる人はいないの?

R君:それってあれです。一日に一回は薬を飲む、みたいな・・

館長:そりゃ、一日一錠だろうよ。誰か知らないの?

S2君:善いことをする!

館長:そう、それです。一日に一回は薬を飲むのではなく、
高田修道館の諸君は今日から、一日に一回は善い行いをすることを約束とします。

子供たち:「・・・・・・・」

ってなやり取りから始まったのですが
さて、子供たちは今後どれほどの行いが出来るようになるでしょうか・・

稽古では、
大塚先生ご夫妻、牧野先生、天井先生から
修道館指導部や大学生諸君は鍛えていただき
大人にとっても有意義な一日になったことと思います。
私は牧野先生の朗々とした気合と大塚先生の術に学ばせていただきました。
スーパー爺ちゃん、恐るべし・・・

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スーパー爺ちゃんの逆胴!

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スーパー爺ちゃん、面打ちを首で避けて斜面!

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暴れん坊将軍、天井先生

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妙に自信持ち出したユ〜ジロ〜の面
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2016年06月24日

答えは何処に2016

館長備忘録 セカンドシーズン(36)
突き抜けることを祈念しています。

そのためには
答えを見つけることも大事なのですが・・・

先日、新潟県の国体強化・警察剣道連盟合同稽古会にお邪魔した。
愛知から山崎8段も参加されており
久しぶりに稽古をお願いできた。
その時の礼式のご挨拶で

(皆、答えを知りたがるけれど)
「答えは自分の心の中に在る。」
山崎家の家訓 by 山崎正平範士8段

といったミニ講話がありました。

ふむ・・、と感じたので備忘します。
posted by カン at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚えておきたい言葉